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【映画感想】ノーラン監督のSF大作『インターステラー』

こんにちは
とろろ小太郎です。

今回はクリストファー・ノーラン監督作品の
インターステラー』の感想になります。

本作を見るのは3度目ですが、3時間の映画でも飽きずに観れますね。

あらすじ

世界中で地球環境が悪化し、異常気象・疫病などで小麦などが死滅。
慢性的な食糧不足となり、多くの人が農家として食糧生産を行っている未来。
NASAパイロットのクーパーもトウモロコシ農家として農場を経営している。
ある日娘のマーフィーの部屋で本棚から本が落ちるなどのポルターガイストが発生する。
初めは信じていなかったクーパーだったが、砂嵐の砂が吹き込んだマーフィーの部屋の床に
砂で浮き上がった模様が二進法で表した座標であることに気づく。

その座標に向かうと既に解散したはずのNASA研究施設があり、元同僚のブラント教授と再会する。
NASAは地球の植物は数年後に死滅し、既に人類は滅亡の瀬戸際にあることを知り、
極秘裏に人類を救うために人類を新たな惑星に移住させる「ラザロ計画」を遂行中だという。
「ラザロ計画」は48年前に突如土星付近に現れたワームホールを使い、移住可能な惑星を見つけ移住する計画。
ブラント教授は宇宙船の操縦経験のあるクーパーに宇宙船搭乗員として惑星探査に参加してほしいと依頼される。
しかし、地球に戻ってこれる保証はなく、宇宙での時間差によりいつ戻ってこれるかもわからない。
さらに惑星を見つけた後の移住計画も、ブラント教授が研究中の重力コントロールが行えなければ、
自分の家族などの現存人類をあきらめ、受精卵のみを惑星に送り、人類の種としての継続のみになってしまうという。
マーフィーはクーパーが計画に参加することに反発し、喧嘩になってしまう。
結局最後までマーフィーを納得させられないまま、クーパーは宇宙への旅に旅立つ。

ここからはネタバレがありますのでご注意を

SFの映像化

私はSF映画が好きなんですけど、高校の数学で0点をたたき出したほどのゴリゴリ文系でして
あまり科学的な理論等は詳しくありません。
本作は、相対性理論や4次元、ワームホールブラックホールなどSFワード盛沢山なのですが、
多くの作品では大体言葉だけの登場で具体的な説明は多くありません。
今作も説明は多くないものの映像として目に見えるので、私のような人でも理解しやすいです。
むしろ知らない方が映像の新鮮さに感動できるのではないでしょうか。
個人的には時間が物理的存在だと言われても良く分からなかったのですが、
四次元立方体の視覚化は理解しやすさとともに2001年宇宙の旅のスターゲートのような感動がありました。
これがセンスオブワンダーですかね(笑)

愛の力

本作では愛の力がまだ科学では解明されていない力として重要な働きをします。
特にマーフィーがポルターガイストがお父さんと気づく場面。
愛とはそこまで伝わるものなのでしょうか。
私はそこまで人を愛せる人間ではないのですが、皆様はどうでしょう。
愛とはある時には救い、ある時には苦痛にもなります。
愛の力とは素晴らしいだけのものではないのかもしれません。

以上。