とろろの映画・アニメ時間

映画やアニメの感想などをメイン。勝手気ままに

【アニメ感想】ヨルムンガンド

こんにちは
とろろ小太郎です。

今回は2012年春・秋に2クール放送されたガンアクション映画
ヨルムンガンド』『ヨルムンガンドperfect order』に感想です。

このアニメは私が一番繰り返し見ている作品で、何回見ても素晴らしいので、
まだ見ていない人はぜひ見てほしい。

あらすじ

武器商人の女性ココ・ヘクマティアルとその私兵で無口な少年兵のヨナたちの活躍を描く。
両親を戦争で失い、兵器を憎んでいるが少年兵としての能力の高いヨナ。
あることから武器商人ココの私兵として、世界中を旅する。
そんな中、元デルタや自衛隊員などの個性的で癖の強い仲間と戦場を歩き、
武器を売っているとは思えない程、飄々と戦場を渡り歩くココたちに心を開いていく。
ヨナはここに何故武器を売るのかとここに聞くとこう答える。
「世界平和のために」
ここは秘密裏にある計画を進めているのだった。

政治的な『BLACK LAGOON

本作は武器商人というグレーな職業を描くガンアクションであることから
よく『BLACK LAGOON』と比較される。
ある海外の方が本作を政治的な『BLACK LAGOON』だと表現していたが、
かなりイメージしやすいと思う。
現代社会を舞台として、現在の戦争や国家間の駆け引きなど
かなりマクロな視点を描いている。
一見重苦しい雰囲気になりそうだが、これが全くそうはならず、
ココは飄々と戦場を渡り歩き、傭兵仲間たちは軽快なジョークを飛ばす。
この塩梅が素晴らしいですね。

スタイリッシュなガンアクション

ココは武器商人という職業柄常に命を狙われています。
殺し屋、取引相手、同業者、CIA、などなど
これらを相手にヨナたちが戦うのですが、まあかっこいい。
軽口をたたきながら銃撃戦をする強者感。発砲音、薬莢が落ちる音。
ハリウッド映画チックですよね。
特に本作は訓練を受けた軍人による戦闘ですので、効率的で必要最低限の動きなど
ミリオタの方など好きなのでは?
またスタイリッシュさを支えているのが劇中の音楽。
自分はサウンドトラックをスマホに入れているほど大好きです。

魅力的なキャラクター

本作はキャラクターデザインに癖があり、入りずらいのです。
自分も初めは毛嫌いしていたのですが、見始めるとそのキャラクターたちに引かれます。
寡黙でクールなヨナが時折見せる、子供らしい無邪気な反応。
普段は不真面目でへらへらしたおじさんが戦闘になると歴戦の傭兵に。
並みの男性では絶対にかなわない肉体と戦闘力を持つ女性兵士。
どう見ても悪者でかませ犬のCIA工作員
自分はキャスパーがお気に入りですね。

賛否あるラスト

ここからはネタバレがありますのでご注意を。


結構ラストは賛否両論ですよね。
正直私はキャスパーが言い放つこのセリフ。

この世から武器が本当になくなると思うか?ココ
航空兵器がダメなら海戦兵器を売ろう
船がダメなら戦車を売るよ
銃を売ろう、剣を売ろう、なたを売ろう
鉄を封じられたなら、こん棒を売ろう
それが我々武器商人だ。
(ヨルムンガンドperfect orderより)

この通りだと思います。
果たして世界平和は成し遂げられるのでしょうか。
机上の空論感は否めないのですが、新世界を僕も見てみたいですね。

以上駄文にお付き合い頂き、ありがとうございました。